「未来を目指す学生・研修医の皆様へ」 2021年4月

循環器内科部長
明石 嘉浩 教授
AKASHI YOSHIHIRO
現職(兼務)
副院長
循環器内科部長
救命救急センター副センター長
聖マリアンナ医科大学循環器内科Webサイトへの訪問、ありがとうございます。
当サイトを閲覧される方の多くは、医師としての今後のキャリアプランを決める、重要な岐路に立っているものと思います。
さて、皆さんはどのような医師を志していますか。
臨床を中心とした市中の病院に進み、臨床医としてのキャリアを優先するか
臨床と研究を両立すべく大学病院に進むべきか
あるいは、自分よりも多くの若手が学びに来る環境で、後進の指導にも取り組みたいか
Life Work Balanceをどうしていくか。
色々と悩んでいることと思います。
“聖マリアンナ医科大学 循環器内科”は3つの理由から、皆さんがどのキャリアを目指すにしても心から勧めることができる職場だと自負しています。
一つ目は、“豊富な臨床経験”です。
我々の大学病院では24時間365日、昼夜を問わず緊急対応出来るシステムを確立しています。その要である救命センターと連携し、数多くの三次救急症例の治療を診療チームの一員として経験することができます。また、当院では先進的なカテーテル治療も実施可能で有り、地域の中核病院として多くの症例の治療を経験することができます。卒業大学や卒業年次にかかわらず、高度医療オペレーターを目指すことも可能です。誰もが誇れる臨床能力を獲得できます。
二つ目の理由は、“専門医による指導”です。当教室には、聖マリアンナ医科大学の卒業生に限らず、様々な大学病院や市中病院・基幹病院を経て、当教室に加わったスペシャリストが集結しています。いずれも高い志と専門性、指導力を有した医師ばかりで、臨床・研究の場においてもの専門性を活かし、各分野を牽引しています。
大学病院では疾患別チーム診療を行うことで、専門医のもとで学ぶことができます。ただ単に症例数が多いだけの厳しい環境ではなく、的確な指導ができる指導医ものとで学べる環境こそが、皆さんの成長を確実なものとします。
また、より優れた臨床や研究を積極的に学びたい医師を毎年国内外に輩出しています。海外留学も推奨しており、数多くの教室員がそれぞれの留学先で最新の治療や検査法を学び、帰国後に教室にその知見を還元するとともに、指導医として活躍しています。
三つ目の理由は、“個々を認める環境”です。2013年に三宅良彦教授(現・聖マリアンナ医科大学 副理事長)から私、明石嘉浩へと引きついだ際に、聖マリアンナ医科大学循環器内科教室のビジョンを以下に掲げました。
「ハイレベルな医療(臨床)を実践し、全員が学位(研究)取得を目指し、それを後世に伝えていく(教育)こと」
これは、私一人の力では出来ません。
このビジョン達成のために、私は教室員ひとりひとりの言葉に耳を傾け、それぞれの長所に気づき、活かし、個々の得意分野で力を発揮できる環境を築くことに腐心してきました。その成果として、今あるような多才な教室員が数多く在籍する教室になりました。
知らないことを知りたいという知的探究心が強い人、新しいことを生み出す独創性の高い人、人を引きつけるプレゼンができる人、ITで医療を変えたい人、相手の気持ちを引き出せる聞き上手な人、等など、教室員の数だけ個性があります。
それぞれの個性を認めながら、共通のビジョンに向け一丸となった良いチームが結成されました。教室員に感謝する毎日です。また個々を認める環境として、それぞれのライフステージやキャリアプランに応じた勤務体系を提案を目指しています。育休・産休はもちろん、個々人のワークライフバランスに応じた職場環境が提供できる数少ない教室です。
「自分にはできるだろうか?循環器医になるのは少し不安」という声に対してお伝えしたことがあります。
聖マリアンナ医科大学循環器内科教室を率いる私自身も、
“1人では何もできないので、皆さんと共に学びたい” のです。
皆さんと学びながら、その期待に添える教室を築くとともに、教室を率いる立場としていつでも教室員を守ることをお約束します。
聖マリアンナ医科大学 循環器内科は皆さんからのご相談・お声がけ・ご質問を心よりお待ち申し上げています。きっと皆さんのロールモデルとなるような教室員がいると思います。